『むぎの穂』関連の出版物のご案内です

出版物のご案内


『鶴が来た村』

鶴が来た村表紙

作:田熊正子 絵:倉吉明美
松崎歴史文化遺産保存会発行

小郡在住の童話作家 田熊正子さん作の「松崎百年ばなし」に出てくる一話で、「鶴小屋」を題材にした作品です。

かつて筑後平野にも鶴が飛来し、大刀洗川・石原川・宝満川流域の湿地帯や水田地域に相当数が越冬していました。

『鶴が来た村』は、その頃の松崎宿と千代吉少年の物語です。



『八月八日の終電車』

八月八日の終電車表紙

作:田熊正子 絵:徳永道子
むぎの穂文庫発行

51年前の終戦直前の8月8日午前、福岡県の西鉄大牟田線筑紫駅でのことです。この駅でアメリカ空軍のグラマン数機による銃撃事件がありました。
上り電車に乗っていた人、約20人のうち、うたれて死んだ人は8人。下り電車に乗っていた人は約200人で、死んだ人は56人。けがをした人は100人以上だったそうです。
この本はその銃撃をうけてなくなったと思われる1人の少女のはなしです。今は静かで美しい田園地帯が、かつて戦場だったのです。



『僕の村は戦場だった』

僕の村は戦場だった表紙

作:田熊正子 絵:実藤かなで
むぎの穂文庫発行   頒価:1,600円

平和な村の「ぼく」が語る、大刀洗飛行場空襲・出征兵士・白木の箱・敗戦、そしてその中の人々の生活模様―。地域の中にあった「戦争」を、童話という語り口をもって誰にでも読めるよう分かりやすく書かれた作品です。